はちみつにはどんな種類があるのでしょうか。
国内で生産されるはちみつには「さくら」「クローバー」「りんご」「ミカン」「なたね」 「れんげ」「そば」などがあります。 その他にもいろんな花が混じった「百花みつ」があります。 これらの商品それぞれが、その花やその地方特有の風味をもっています。 そしてはちみつの採れる場所によっては他の花の蜜が混じることもありますので、 それがはちみつの色や味に微妙な影響を与えます。 養蜂にしてみれば同じ種類の花から蜜を集めてくる方が効率がいいので、基本的には同じ 花から集中して蜜を集めることになります。 しかし見渡す限り同じ花が咲いていて他の花が皆無という場所は少ないので、どうしても 他の花が混じることがあります。 そのため若干ですが他の花が混じることがあり、その程度も常に一定ではありません。 同じはちみつを買ったとしても、たとえ同じ場所で同じ花のはちみつを買ったとしても 全く同じはちみつであるとは言いがたく、微妙に味や風味が違うことがあります。 現場で採ってすぐに詰めて加工もされないはちみつだからこそ、各製品ごとに個性と味を 持っているのです。 また加工されてない天然のはちみつには、ごく稀にボツリヌス菌という菌が入り込むことも あります。 自然界にはどこにでもこのボツリヌス菌という細菌が存在しています。 1歳未満の赤ちゃんははちみつを食べてはいけないと言われていますが、その理由は このボツリヌス菌があるからです。